研究課題
基盤研究(C)
自己骨髄由来間葉系幹細胞(MSC)移植に代わる移植法として、新たな細胞バンクに基づいた同種移植による再生医療を目指すこととし、新たな細胞ソースとして卵膜由来MSCに着目した。移植した卵膜由来MSCは、腎臓に生着する細胞は少数であったが、Thy-1腎炎モデルや虚血再灌流モデルに対して、組織保護作用を示し、糸球体腎炎や尿細管傷害を軽減した。そのメカニズムとして、移植した卵膜由来MSCが細胞の再生に作用するのではなく、MSCから分泌されるIL-10のような液性因子が組織再生に作用すると考えられた。
すべて 2010
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Am J Physiol Renal Physiol
巻: 299 ページ: 1004-1013
Am J Physiol Renal Physiol.
巻: 299