研究課題
基盤研究(C)
近位尿細管S3セグメントは傷害に最も弱いが、一方で、再生能が高い。S3セグメント特異的なプロモーターGsl5を用いヒト型ジフテリア毒素受容体をS3セグメント特異的に発現するトランスジェニックマウスを作成した。このマウスにジフテリア毒素を投与すると、用量依存的にS3セグメント特異的な障害を起こすことが出来、臨床的な急性腎障害のモデルとなることが示せた。次に、我々はES、iPS細胞から、尿細管上皮細胞への分化誘導方法を検討した。マウスES、iPS細胞において、Activinは上皮マーカーKSP-Cadherinの発現を促進した。Ksp-Cadherinの細胞外ドメインを抗原として、モノクローナル抗体を作製し、本抗体を用い、Flow Cytometryによって、陽性細胞を分取した。KSP陽性分画では、KSPの発現が高く、Matrigel上で、尿細管様の管状構造を形成した。以上より、ES細胞から、高率に尿細管上皮細胞を分化誘導する方法が確立できた。
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