研究課題
基盤研究(C)
Bcl-2を強制発現させた697-Bcl-2細胞に抗がん薬であるエトポシドを添加しその影響を検討したところオートファジーに特徴的な所見であるLC3-IIの出現やBeclin-1蛋白の増加が認められた。オートファジーの阻害剤であるクロロキンを併用した場合は、エトポシドの細胞増殖抑制作用は増強された。同様の現象はBcl-2を高発現する濾胞性リンパ腫由来の細胞株でも認められた。以上より、Bcl-2高発現細胞においてエトポシドによるオートファジーは防御的に作用することが示唆された。
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