研究課題
基盤研究(C)
当初はプロスタグランジンE2レセプターであるEP1. EP4に関して、そのアゴニスト(小野薬品より供与)を使用し、気管支喘息モデルにおける役割を解析する予定であったが、プロスタグランジンI2(PGI2)の気管支喘息への影響が近年注目されていることより、PGI2のレセプターであるIPレセプターのアゴニスト、ベラプロストを使用して、気管支喘息モデルに投与したところ、EPアゴニストよりも強力に気管支喘息の炎症を抑制することが判明した。さらにトロンボキサン合成酵素阻害を持つIPアゴニスト(ONO-1301 :小野薬品より供与)を使って、急性喘息モデルで解析したところ、著明な気道過敏性の抑制、好酸球性気道炎症を抑制した。これは肺内の樹状細胞の機能抑制によるところが大きいと判明した。
すべて 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (7件)
Am J Respir Cell Mol Biol
巻: (in press)
American Journal of Respiratory Cell and Molecular Biology
巻: (In press)
Clin Exp Allergy
巻: 40 ページ: 317-26
Clinical Experimental Allergy 40
ページ: 317-26