研究課題
基盤研究(C)
TSLPはアレルギー発症に重要なサイトカインであることが明らかになっている。本研究では、疾患-対照相関解析を用いて小児ならびに成人喘息の発症あるいは呼吸機能とTSLP遺伝子領域に高い相関のある遺伝子多型を見いだした。すなわち、プロモーター領域には発症と相関するSNPs(rs3806933およびrs2289276)を同定した。感染疑似物質であるpoly(I : C)刺激したヒト気道上皮細胞ではこれらの関連SNPsによって、TSLP発現誘導活性を有意に上昇されることを見いだした。また、イントロン2には、成人喘息での呼吸機能に関連するSNP(rs2289278)を見出した。以上のことから、TSLP遺伝子多型には喘息との関連性があり、ウイルスの気道感染によって誘導されるTSLP産生の亢進に関与する可能性が考えられた。
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