配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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研究概要 |
新生児はけいれん発作を発症しやすい上に,薬物治療に難治性であることが多い.新生児の脳では,成人で有効な抗痙攣剤が効きにくい背景があるが,臨床病態に近い動物モデルがないため,治療法解明のための研究も進んでいない.本研究では,新生児に脳の構造・成熟度が近い新生仔豚に低換気負荷を与え,その深度を調節することによって,高率に電気生理学的・臨床的けいれん発作を呈する大動物モデルを確立した.これらの動物の脳病理組織学的損傷は,臨床的発作を呈した症例において非常に強く認められた.独自に開発したポータブルテレメトリー脳波計により,低換気負荷からの回復後は,動物をケージ内で自由に運動させながら,暗視カメラ・電気生理学的情報を72時間まで記録し,圧縮技術により,迅速にレビュー可能なアルゴリズムを確立中である.
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