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乳癌検診デジタルマンモグラフィの被曝低減にむけた低線量化の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21591541
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 放射線科学
研究機関東北大学

研究代表者

山田 隆之  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30302144)

研究分担者 石橋 忠司  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40151401)
鈴木 昭彦  東北大学, 大学院・医学系研究科, 非常勤講師 (60375045)
研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2010年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード乳癌 / 検診 / デジタルマンモグラフィ / 低線量 / 平均乳腺線量
研究概要

デジタルマンモグラフィを低線量化することを目標としているが、それを表示する画像処理法についても検討する必要があると考えらる。コンピュータラジオグラフィ(CR)マンモグラフィには、日本仕様とアメリカ仕様の画像処理方法が存在し、肉眼的印象はかなり異なる。これらの乳癌診断に対する診断能への影響を調べた。100例200枚のCRマンモグラフィを使用した。マンモグラフィ所見の内訳は、腫瘤14例、微細石灰化13例、腫瘤および微細石灰化1例、その他の所見17例(局所的非対称性陰影11例、構築の乱れ5例、局所的非対称性陰影および構築の乱れ1例)である。読影参加医師は、精度管理中央委員会の読影テストでAあるいはB判定を受け、乳がん検診の2次読影に従事している医師11名。読影モニタは、5Mモノクロ液晶モニタ(10bitグレースケール)2面で、輝度は450cd/cm2に設定した。読影時の条件として、読影環境は20lux以下の暗室、時間は無制限である。読影医師を日本仕様からアメリカ仕様、アメリカ仕様から日本仕様の順番に読影する2つのグループに無作為に分け、各々の読影の時期を3ヶ月以上あけた。所見の悪性確信度につきカテゴリー分類(カテゴリー1~5)、7段階確信度(1.確実に悪性ではない2.悪性でない可能性が高い3.おそらく悪性ではない4.悪性が疑われる5.おそらく悪性である6.悪性である可能性が高い7.確実に悪性である)、連続確信度(0~100%)の3種類を記録した。感度・特異度は日本仕様81.0%、93.8%、アメリカ仕様81.6%、92.1%であり、両者には差は見られなかった。ROC解析でも曲線下面積は、日本仕様vs.アメリカ仕様=0.9519±0.0169vs.0.9382±0.0245(7段階)、0.9279±0.0203vs.0.9330±0.0213(連続確信度)と統計学的有意差は認められなかった。
本研究の意義および重要性は、異なる画像処理でも乳癌診断の診断能は保たれることが示され、デジタルマンモグラフィを低線量化した際に表示する方法は、いずれでも問題ないことが示された。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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