研究課題/領域番号 |
21591564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
古森 正宏 九州大学, 大学病院, 助教 (90529819)
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研究分担者 |
鶴丸 大介 九州大学, 大学病院, 医員 (90419565)
内田 耕栄 九州大学, 大学病院, 医員 (20610611)
川波 哲 九州大学, 大学病院, 助教 (50330999)
松浦 秀司 九州大学, 大学病院, 助教 (40419594)
平賀 聖久 九州大学, 大学病院, 助教 (50335973)
本田 浩 九州大学, 医学研究院, 教授 (90145433)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 胃癌 / MDCT / 動脈相 / 腫瘍濃染 / 胃壁血管抽出画像 / 動脈優位相 / 術後再発 / 予後 / 3次元胃壁血管抽出画像 |
研究概要 |
動脈優位相における造影MDCTを用いた胃癌の造影剤増強効果と病理所見との対比では、腫瘍の増強効果は組織型、血管新生、間質量の程度、脈管侵襲の有無など)と関連することが示唆された。胃壁血管抽出画像を利用した早期胃癌の検討では、強く増強される病変はそうでない病変と比べ、深達度が深く、組織型は未分化型腺癌を含有、脈管侵襲陽性のものが多く、内視鏡的粘膜切除術の適応とならないものが多かった。進行胃癌では腫瘍の増強効果は血管新生と脈管侵襲と関連が強く、強く増強される病変はそうでない病変と比べ術後にリンパ行性・血行性転移の頻度が高く予後も不良であった。造影MDCTから得られた高精度容積データを用いて動脈性の腫瘍増強効果を評価することで、腫瘍のもつ病理学的悪性度を推測し、治療適応の決定、予後の推測に際し付加情報をもたらす可能性が示唆された。
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