研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は樹状細胞とT細胞間の重要な副刺激因子であるB7-DC・B7-H1/ PD-1interactionを制御することで、消化器癌肝転移をターゲットとした次世代型免疫療法の開発をすることである。これは、近年の免疫学の進歩により明らかとなった樹状細胞・T細胞間の適切な刺激をB7-DC融合蛋白やB7-H1、PD-1中和抗体でコントロールし、T細胞の適切な活性化とメモリー化を図ることを目的としており、あらゆる免疫療法に広く応用可能な治療法の開発である。ただし現時点ではB7-DC融合タンパクでの抗腫瘍効果は再現性のある形では見いだせず、B7-H1中和抗体による効果がむしろ明確に認められた為、同ターゲットへのアプローチに修正して研究を進め一定の成果を得た。
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消化器外科
巻: 34巻1号 ページ: 107-112
巻: 34巻 ページ: 107-112