研究課題/領域番号 |
21591670
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
森崎 隆 九州大学, 大学院・医学研究院, 共同研究員 (90291517)
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研究分担者 |
片野 光男 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (10145203)
久保 真 九州大学, 大学病院, 助教 (60403961)
大西 秀哉 九州大学, 大学院・医学研究院, 准教授 (30553276)
中村 勝也 九州大学, 大学病院, 助教 (60585743)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 制御性T細胞 / VEGFR2 / VEGF / 腫瘍内集積 / 遊走 / 予後因子 / Treg細胞 / FOXP3 / アバスチン / 大腸癌 / 大腸癌組織 / リンパ節 / 胸腺 / 予後予測因子 / 増殖 / 免疫療法 / 免疫制御 |
研究概要 |
免疫系を負に制御する制御性T細胞(Treg細胞)は、種々の癌組織に集積し局所での抗腫瘍免疫を抑制していると考えられる。したがって、癌組織におけるTreg細胞集積を抑制すれば抗腫瘍免疫が高まると期待される。しかし、治療標的となる特異性の高い細胞表面発現分子は見当たらない。我々は、(1)免疫抑制機能の高いTreg細胞にVEGFR2が選択的に発現していること、(2) VEGFR2陽性Treg細胞が末梢血より癌組織中に豊富に存在すること、(3) VEGFR2抗体であるアバスチンがin vitroの系においてVEGFR2陽性Treg細胞の遊走を抑制すること、(4)大腸癌組織におけるVEGFR2陽性Treg細胞が無病生存期間および全生存期間の独立した予後不良因子であることなどを明らかにした。これら結果は、VEGFR2陽性Treg細胞が抗腫瘍免疫を負に制御しており、免疫療法の効果を高めるための治療標的となることを示唆している。
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