配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
研究概要 |
癌細胞周囲間質においては,ヒアルロナン含有量の高いmatrixが形成されることにより,がん細胞が転移,遊走能を獲得する.ヒトにおいては,血清由来ヒアルロナン関連蛋白(Serum-derived Hyaluronan Associated Proteins, SHAP)がヒアルロナンと共有結合し(SHAP-HA複合体),互いの構造やその維持に重要な役割をはたしている. SHAP-HA複合体の血中濃度は,乳癌の病期の進行に伴い上昇し,かつ,「Stage IVまたは再発」が最も高値であることより,転移にも関与することが示唆された.またSHAP-HA複合体は腫瘍周囲の細胞間質に存在し,悪性腫瘍の微小環境形成に関与する可能性が示唆された.
|