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MELKを介した肝細胞癌の増殖のメカニズムと制御

研究課題

研究課題/領域番号 21591750
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関香川大学

研究代表者

出石 邦彦  香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (50325346)

研究分担者 鈴木 康之  香川大学, 医学部, 教授 (40304092)
研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードMELK / 肝細胞癌 / 胎生期 / 転移性肝癌 / Embryonic leucine zipper kinase
研究概要

肝細胞癌の治療成績の改善を行うためには、外科的治療に加え、新しい肝細胞癌の制御理論が必要であると思われる。今回、我々は、肝細胞癌の発育進展における新しい分子標的として、Embryonic leucine zipperkinase(MELK)に着目し、臨床病理学的、分子生物学的に癌の細胞増殖におけるMELKの役割を検討した(当研究は香川大学医学部倫理審査委員会の承認済み)。
1, マウスを用いたMELK発現の特性の検討:マウス正常組織を用いて、RT-PCRによりMELKについて各臓器ごとの発現様式を検討する。【結果】胸腺、脾臓、小腸、精巣での発現が著しく亢進していた。
2, ヒト肝細胞癌におけるRT-PCRを用いた発現の病理学的比較検討:当科で凍結保存してきたヒト肝細胞癌の生材を用い、正常部と癌部でのMELKの発現の違いを検討する。【結果】肝細胞癌(n=10)では、正常部0.063±0.01(mRNA/18S rRNA)、癌部0.66±0.83、転移性肝癌(N=6)では正常部0.061±0.080、癌部1.09±1.27など、癌部においては正常部に比べ約10倍に発現が亢進していることがわかった。
3, ヒトにおけるMELK発現の変化について:平成22年度検討項目であった、ホルマリン固定したヒト手術材料をもちいたMELKの免疫染色を繰り上げて行い、癌における発現様式の違いを検討した。【結果】発売されている抗体の2種類を用い免疫染色を試みたが、染色することができなかった。今後、条件を変えて染色することが必要と思われた。
【本研究の意義・重要性】MELKが癌部で発現が亢進していることを見出した。これは胎生期に発現するタンパクが癌化することで再度、発現が亢進することを示し、今後、癌治療の新しいターゲットとして研究を進めて生きたい。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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