研究課題/領域番号 |
21591822
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
伊豫田 明 北里大学, 医学部, 准教授 (10302548)
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研究分担者 |
佐藤 之俊 北里大学, 医学部, 教授 (90321637)
天野 英樹 北里大学, 医学部, 助教 (60296481)
根津 賢司 北里大学, 医学部, 講師 (10530850)
小川 史洋 北里大学, 医学部, 助教 (80383610)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肺癌 / テーラーメイド治療 / 予後 / 組織型 |
研究概要 |
13例の大細胞神経内分泌癌(以下LCNEC)に関して、分子標的治療となるマーカーの遺伝子変異、蛋白発現解析を行った。c-kit、EGFR、K-rasに関しては遺伝子変異、c-KIT、HER-2、VEGFについては免疫染色により蛋白発現、さらにEGFRとHER2に関してはFISH法による遺伝子発現を解析して、その結果を腺癌症例14例と比較検討した。結果としてVEGFの発現はLCNEC症例で全例認められた。HER2の発現は腺癌症例においてHER2スコア1+の発現が多くみられたが、HER2スコア2+以上の過剰発現についてはLCNEC症例の2例にのみ認められた。EGFR遺伝子変異は、腺癌症例において有意に高頻度に存在しており、LCNEC症例では1例(exon18)しか認められなかった。LCNEC症例では、c-KITの発現を76.9%に認め、腺癌症例と比較して有意に高頻度であったが、c-kit遺伝子変異は認められなかった。LCNEC症例では、VEGF発現とc-KIT発現が高頻度で、一部の症例ではHER2の高発現が認められることから、VEGF、c-KITやHER2を標的とした治療が有効な可能性がある。
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