研究課題/領域番号 |
21591934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
麻生 義則 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 寄附講座教員 (50345279)
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研究分担者 |
四宮 謙一 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (20111594)
竹田 秀 慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (30376727)
立川 哲彦 昭和大学, 歯学部, 教授 (10085772)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | Sirt1 / 老化 / 軟骨 / Sirt6 |
研究概要 |
変形性関節症の発症において、加齢は重要な要素であるが、加齢と軟骨変性を結びつける分子メカニズムは不明な点が多い。本研究では軟骨代謝における、老化制御因子SIRT1の機能を検証している。本年度は四肢特異的Sirt1欠損マウスを作出しその表現型を解析するとともに、Sirt1の相同遺伝子であるSirt6欠損マウスの骨格の表現型を解析した。出生直後においてSirt6-/-マウスは、四肢長管骨が野生型よりも短縮していた。パターニングには明らかな異常は認められなかった。成長とともに四肢の短縮は明らかとなり、骨端部においては、二次骨化中心の成熟が遅延した。生後2週の脛骨成長板軟骨ではSirt6-/-マウスにおいて増殖層が短縮し、増殖マーカーPCNA陽性細胞が著明に減少していた。また一次骨梁の形成は著明に減少していた。一方、TUNEL法ではアポトーシス陽性細胞数に明らかな差は認められなかった。生後1週のSirt6-/-マウスから採取した初代軟骨細胞では、軟骨分化マーカーCol2a1, Col10a1の発現が野生型よりも低下していた。ATDC5および野生型初代軟骨細胞にてSirt6をノックダウンすると、Col 2a1, Col10a1およびCyclinD1、CyclinD2の発現が低下した。一方、培養軟骨細胞におけるIGF-1の発現はSirt6ノックダウンの影響を受けなかった。現在論文投稿中である。
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