研究課題/領域番号 |
21591944
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
三浦 靖史 神戸大学, 大学院・保健学研究科, 准教授 (60346244)
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研究協力者 |
立石 耕司
高橋 完靖
福田 康治
林 申也
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | リウマチ病学 / 関節リウマチ / デコイレセプター / アポトーシス / DcR3 / TL1A |
研究概要 |
我々は、TNF受容体に属するおとり受容体であるDcR3が、単球・貪食細胞系細胞THP-1においてFas誘導性アポトーシスを抑制するとともに、細胞接着分子VLA4の発現を促すことにより、シクロヘキシミド誘導アポトーシスを抑制することを明らかにした。また、関節リウマチ(RA)患者の血清中DcR3が、健常者と比較して高値であることも明らかにした。さらに、DcR3が炎症性サイトカインによるRA滑膜線維芽細胞の増殖促進作用と細胞内MAPK活性化作用を、細胞表面のTL1Aを受容体として抑制することを明らかにした。DcR3はFasリガンドのおとり受容体として細胞死を抑制して炎症の促進に作用するだけではなく、直接作用として細胞接着促進による細胞死抑制及び炎症性サイトカインによる細胞増殖の抑制作用といった多面的な作用機序により、RAの病態に深く関与していることを明らかにして、RA治療ターゲットとしてのDcR3の重要性を解明した。
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