研究課題/領域番号 |
21591955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 俊治 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (50275351)
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研究分担者 |
村垣 泰光 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40190904)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 関節病学 / アポトーシス / 関節形成 / GDF5 / TRPS1 / PRG4 / 腎尿細管形成 |
研究概要 |
昨年度の研究によって、指節間関節の形成においてはGdf5の下流でいくつかのマーカー蛋白質がTrps1を介して発現調節されていることが明らかとなった。現在その中から、Prg4/Libricinに注目して解析を行っている。Prg4/Lubricinは滑膜液の主要成分の一つであることが知られていたが、四肢の発生過程では軟骨原基の末端部分を覆うsuperficial layerで発現していることが最近明らかになった。そこでTrps1KOマウスの四肢でのPrg4/Lubricinの発現を検索したところ、発現領域の乱れや発現量の減少が確認された。Prg4/Lubricinの発現がGdf5/Trps1によって調節されていることは、培養軟骨細胞を用いた実験によっても確かめられた。また指節間関節が形成されないDominant Negative Gdf5発現マウスでは、指節間関節ができるべき領域でTrps1の発現が顕著に低下しており、加えてPrg4/Lubricinの発現は全く認められなかった。これらの地検より、現在「軟骨原基中の予定関節領域にGdf5/Trps1の作用によりPrg4/Lubricinが誘導され、それによってsuperficial layerが形成されることにより、関節空隙が生じる」という作業仮説を立てて現在組織学的な解析を行っている。またPrg4/Lubricinについてさらに検討したところ、myxoid liposarcomaにおいて発現が亢進しており、Transform活性があることを確認している。これより予想される類軟骨細胞の増殖への影響についても、脂肪組織と同時に検討した。また、研究計画にある組織培養についても予備的検討を行った。
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