研究課題/領域番号 |
21592031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
島居 徹 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80235613)
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研究分担者 |
内田 和彦 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (90211078)
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連携研究者 |
吉川 和宏 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (60109759)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腫瘍学 / 膀胱癌 / ペプチド導入 / p16 / トランスポーターペプチド / マウス / BBN発癌 |
研究概要 |
膀胱癌はp16の異常が発癌や進展に関係するとされ、臨床的にも70%の癌にその異常が認められると報告されている。本研究では、p16とその制御系の異常を有する膀胱癌に対して、新しい導入用ペプチドWr-Tを用いたp16機能性ペプチド導入療法の癌抑制効果を基礎的に検討した。細胞株の検討では、ヒトおよびマウス膀胱癌細胞において、p16の異常とその制御分子Rbのリン酸化を伴う癌においてp16ペプチド導入は癌の増殖を抑制した。またマウスの移植腫瘍モデルでは、マウスおよびヒト膀胱癌細胞株の皮下移植腫瘍に対し、p16機能性ペプチドとWr-Tの局所および全身投与により腫瘍の成長抑制が認められた。P16ペプチド投与例では、腫瘍内のリン酸化Rbの発現は低下し、アポトーシスが誘導されていることが示唆された。今後、膀胱内への移植腫瘍モデルの確立が必要であるが、膀注による治療効果が期待できると考えられた。
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