研究概要 |
子宮体部漿液性腺癌(UPSC)発癌・進展に関与するマイクロRNA(miRNA)をmiRNAマイクロアレイ解析を行いて確認したところ、miR-101, miR-10b^*, miR-133a, miR-133b, miR-152, miR-29b, miR-34b, miR-411の発現が正常内膜と比較し低下していた。この中でp53と関連が大きいmiR-34bの機能解析を行った。UPSC由来の細胞株にmiR-34bを導入し、細胞増殖能(P<0. 01)、遊走能(P<0. 01)及び浸潤能の抑制(P<0. 001)、カスパーゼ活性の上昇(P<0. 05)を確認した。miR-34bの細胞株への導入により、癌遺伝子であるMETの発現低下が認められた。
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