研究課題/領域番号 |
21592137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
田代 浩徳 (2010-2011) 熊本大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70304996)
大竹 秀幸 (2009) 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (60336237)
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研究分担者 |
片渕 秀隆 熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 教授 (90224451)
高石 清美 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (00601303)
田代 浩徳 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (70304996)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 婦人科腫瘍学 / 卵巣癌 / 腹膜播種 / 腹腔マクロファージ / STAT3 / colosoric acid / 腫瘍免疫 |
研究概要 |
卵巣癌の伸展様式の特徴は、腹腔内への播種であるが、その過程にM2に分化したマクロファージの関与が指摘されている。われわれは、癌化したヒト卵巣表層上皮細胞株や卵巣癌細胞株を用いた卵巣癌腹膜播種病巣の実験モデルを作成し、そのなかで腹腔マクロファージやそれが産生するサイトカインの機能を検討し、マクロファージの機能を制御することで腹膜播種病巣を抑制する仕組みを発見した。すなわち、マクロファージと卵巣癌細胞が互いのStat 3の活性化により、マクロファージの分化と癌細胞の増殖能の亢進が惹起されることを見出した。さらには、banana plantに含まれるcorosolic acidがマクロファージのM2への分化を抑制するとともにStat3の不活化で卵巣癌細胞の増殖をも抑制し、新規治療薬の候補となることが明らかにされた。
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