研究課題/領域番号 |
21592161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大橋 充 九州大学, 大学病院, 医院 (70529883)
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研究分担者 |
君付 隆 九州大学, 医学研究院, 准教授 (50240908)
松本 希 九州大学, 病院, 助教 (60419596)
新納 宏昭 九州大学, 病院, 助教 (20380636)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 内耳再生 / レーザーキャプチャーマイクロダイセクション / Musashil / マイクロアレイ / 内耳障害 / Musasahi1 / chick |
研究概要 |
永久的内耳障害には有効な治療手段がないが、これは哺乳類の内耳有毛細胞障害がほぼ不可逆的変化であることによる。哺乳類と比較し、鳥類では内耳有毛細胞の再生能力は高く、哺乳類における内耳再生への手掛かりとなると考えられる。特に鳥類卵形嚢では定常状態でも有毛細胞のturn-overが生じており、緩やかではあるが絶えず支持細胞層から有毛細胞の再生が起こっていると報告されている。我々は鳥類卵形嚢の支持細胞と有毛細胞をlasercapture microdrssection(LCM)法により採取し、網羅的遺伝子発現解析を行った。これにより、支持細胞に組織幹細胞マーカーであるMusashi及びその関連遺伝子が上昇していることを示した。更にアミノグリコシドによる内耳障害モデルを用いて解析を行った。支持細胞増殖が増した時期に一致してMusasahilの発現上昇を認めた。これらの結果によりMusashilが内耳支持細胞増殖を介して、内耳有毛細胞再生に関与していることを示唆した。
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