鼻副鼻腔線維芽細胞に特徴的に発現するマイクロRNAの同定とその役割の解明

• 研究課題/領域番号: 21592182
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 耳鼻咽喉科学
• 研究機関: 東京女子医科大学 (2010-2011); 日本医科大学 (2009)
• 研究代表者: 野中 学 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (70271351)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 鼻副鼻腔 / microRNA / 線維芽細胞 / 呼吸器

研究概要

健常な鼻粘膜と健常な肺線維芽細胞から線維芽細胞を単離し、種々のサイトカインで刺激し、誘導されるmicroRNAを検討した。また鼻茸(鼻副鼻腔粘膜の慢性炎症)と肺線維症の肺線維芽細胞も同時に刺激し誘導されるmicroRNAの発現、鼻のそれとの違いを検討した。TGF-βで刺激すると肺線維芽細胞でmiR-146aが誘導され、鼻では誘導されていない。IL-13やIL-4、TNF-αで鼻線維芽細胞を刺激するとTSLPが産生され、さらにmiR-375が誘導されている。

研究成果

• [雑誌論文] Synergistic Induction of Thymic Stromal Lymphopoietin by TNF-α and Th2 Cytokine in Nasal Polyp Fibroblasts (2010)
  • 著者名/発表者名: Nonaka M, Fukumoto A, Ogihara N, Sakanushi A, Pawankar R, Yagi, T
  • 雑誌名: Am J Rhinol and Allergy 巻: 24 ページ: 14-18
• [雑誌論文] Combined Stimulation with Poly(I : C), TNF-α and Th2 Cytokines Induces TARC Production by Human Fibroblasts from the Nose, Bronchiole and Lung (2010)
  • 著者名/発表者名: Nonaka M, Ogihara N, Fukumoto A, Sakanushi A, Kusama K, Pawankar, R, Yagi T
  • 雑誌名: Int Arch Allergy Immunol 巻: 152 ページ: 327-341