研究課題/領域番号 |
21592256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
辻川 明孝 京都大学, 医学研究科, 講師 (40402846)
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研究分担者 |
山城 健児 京都大学, 医学研究科, 助教 (80399617)
大音 壮太郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (10511850)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 補償光学 / 走査型レーザー検眼鏡 / 光干渉断層計 / 視細胞 / 血流 / 糖尿病 |
研究概要 |
補償光学適用SLOにより、黄斑部網膜の毛細血管を高輝度粒子が流れている像を観察できた。更に、種々の解析により、その高輝度粒子が、網膜毛細血管内を流れている個々の白血球にあたることが判明した。白血球は毛細血管の中で先頭を流れ、その後方には連銭形成をしめす赤血球が連なっている像が観察された。本装置を用いて、糖尿病患者、正常者の黄斑部周囲の毛細血管を流れる白血球速度を計測すると、糖尿病患者での平均白血球速度は正常人と有意な差は見られなかった。しかし、糖尿病患者では血流速度にばらつきが見られ、極端に流れの速い血管と遅い血管があることが分かった。このような現象は糖尿病網膜症発症の前駆段階での変化を観察している可能性があり、このような変化を自動で検出できることは、網膜症発症前の診断に有効であると考えられた。
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