• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

顔面外傷後の神経因性疼痛に対するSSRI治療効果メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21592299
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形成外科学
研究機関大阪医科大学

研究代表者

大場 創介  大阪医科大学, 医学部, 准教授 (80233253)

研究分担者 中井 國博  大阪医科大学, 医学部, 講師 (80362705)
中江 文  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60379170)
研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードセロトニン2C受容体 / 髄腔内投与 / セロトニン2C受容体作動薬 / セロトニン2C受容体拮抗薬
研究概要

三叉神経損傷モデルにおける知覚異常のメカニズムの解明、新たな治療アプローチをさらに目指した。本年度は鎮痛メカニズムのうち下行性抑制系の中のセロトニン系が三叉神経損傷モデルの疼痛行動においてどのように影響を及ぼすかを、薬剤投与実験を用いたアプローチで行動学的検討を行った。必要なテクニックである脊髄へのカテーテル挿入と薬剤の投与・その薬効の評価に関し、大阪大学のチームと共同で行った。
ラットの眼窩下神経(三叉神経第2枝)絞扼モデルを作成し、神経因性疼痛の発現を確認した。モデル作成後2週間よりSSRI(セロトニン選択的再取り込み阻害薬)の腹腔内投与を行い疼痛閾値の上昇を確認した。セロトニン2C受容体のRNA編集の解析を行ったが、SSRI投与を行わないモデルラットの脊髄においてセロトニン2C受容体の発現に変化がないが、セロトニン2C受容体のRNA編集のうちセロトニンに親和性の高い編集パターンを持った受容体の増加を認めた。さらに、SSRI投与後にその変化は消失した。この結果は障害そのものに対する不利な変化もしくは適応反応の両方の可能性が考えられた。そのため、脊髄へのカテーテル挿入と薬剤の投与ルートを確立させ、セロトニン2C受容体作用薬と拮抗薬の投与実験を行った。セロトニン2C受容体作用薬の投与により疼痛閾値は上昇し、その効果は拮抗薬の投与により軽減された。このことより、セロトニン2C受容体は鎮痛効果に働き、セロトニン2C受容体のRNA編集は障害に対する適応性の反応であることが明らかになった。この内容は現在投稿中である。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 眼窩下神経絞扼モデルにおけるセロトニン2C受容体の関与2009

    • 著者名/発表者名
      中井國博, ほか
    • 学会等名
      第18回形成外科基礎学術集会
    • 発表場所
      都市センターホテル(東京都)
    • 年月日
      2009-10-01
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi