研究課題
基盤研究(C)
性周期制御におけるPRIPの機能解析とともに骨代謝制御への関わりを解明することを目的として本研究を遂行した。その結果、PRIPが性周期制御に関わるホルモンの分泌制御に関与し、そのことを介して、或いはさらに別の経路を介して、卵の成熟過程においてPRIPがその制御に機能していることが明らかになった。また、PRIPノックアウトマウス(PRIP-KOマウス)では、生殖系ホルモンのアンバランスによる骨量の減少が予想されたが、予想に反して骨密度や骨量の増加が認められ、これはホルモンによらない経路を介してPRIPが骨代謝制御に関与していることを示唆した。さらに解析を進めたところ、PRIP-KOマウスでは骨形成が亢進する一方で骨吸収が低下しているため、骨量の増加という表現型を呈することが判明した。これらのことから、PRIPは骨形成において抑制的に働くことが示唆された。
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