配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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研究概要 |
ラット顎下腺灌流標本を用いて,ニューロキニンAおよびピロカルピン刺激唾液分泌を測定し,ルシファーイエローを用いた傍細胞系輸送との関連を検討した。ニューロキニンAおよびピロカルピン刺激による唾液分泌は細胞内カルシウムイオン濃度の上昇に依存しており,傍細胞系輸送もそれに共役することから,カルシウム系によるリン酸化・脱リン酸化の関与が示唆された。一方,ラット顎下腺由来培養細胞において,インスリン様成長因子I(IGF-I)の存在下でタイト結合タンパク質の発現と局在が認められたことから,傍細胞系の維持にIGF-Iが関与することが示唆された。さらに, PI3キナーゼ阻害剤によりIGF-Iの効果が抑制されることから, PI3キナーゼによるリン酸化制御が関わることが示唆された。
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