研究課題/領域番号 |
21592486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴系歯学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
清水 博史 福岡歯科大学, 歯学部, 准教授 (80162709)
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研究分担者 |
津江 文武 福岡歯科大学, 歯学部, 助教 (80454932)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2009年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高分子材料 / 歯学 / 補綴装置 / 接着 |
研究概要 |
重合の完了したアクリリックレジンと未重合のコンポジットレジンとは本来接着しない。しかしながら臨床的に両者の接着が求められることは少なくない。そこでこれを改善するために本研究を計画した。各種の表面処理法の効果を比較検討した結果、4-META/MMA-TBBレジンスラリーを介在させる方法が最も効果的で、接着強さが大きく向上した。次に熱可塑性樹脂に対する常温重合レジンの接着性について検討した。ポリエチレンテレフタレート共重合体およびポリカーボネイトの場合は、床用アクリリックレジンと同等の接着強さを示し、特に表面処理を施さなくても良好な成績であったが、これにアルミナサンドブラスト後4-META/MMA-TBBレジンスラリーを介在させるとさらに接着性が向上した。これに対し、ポリアミド系熱可塑性樹脂の接着性は極端に低く、ほとんど接着しないことがわかった。そこで表面処理法を検討した。有効な表面処理法は既存の方法の中からは見出せず、唯一4-META/MMA-TBBレジンスラリーは効果があったがその程度は低かった。この点は今後の検討課題である。
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