研究概要 |
歯や骨の構造や無機組成を模倣した炭酸アパタイトフォームは新生骨に置換される骨補填材として臨床応用が期待される。しかし,力学的特性の改善が必要とされる。本研究では有機と無機のインターフェイスを制御することによって,炭酸アパタイトフォームの高強度化を行った。前駆体スラリーへの5wt%ポリビニルアルコールの添加は,前駆体粒子とポリウレタンフォームテンプレートの相互作用を高め,CO_3 Apフォームの圧縮強度の向上化に有効であった。さらに,適量のCO_3 Ap粒子を含むポリ乳酸のコーティングによって,形態や組成を変えずにCO_3 Apフォームを補強することに成功した。
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