人工口蓋床による唇裂術前治療効果の定量的評価

• 研究課題/領域番号: 21592545
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 愛知学院大学
• 研究代表者: 南 克浩 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70346162)
• 研究分担者: 菅原 利夫 愛知学院大学, 歯学部, 客員教授 (10116048) ; 井村 英人 愛知学院大学, 歯学部, 助教 (10513187)
• 連携研究者: 古川 博雄 愛知学院大学, 心身科学部, 准教授 (70291763) ; 新美 照幸 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60291762) ; 夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (90183532)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 口唇口蓋裂 / 口唇裂形成術 / 術前顎矯正 / 外鼻矯正 / 評価 / 術前治療 / 人工口蓋床 / NAM / 定量的評価

研究概要

口唇口蓋裂患者では披裂による筋肉の断裂の影響等から外鼻に大きな変形が見られる。近年われわれの施設では、手術前の外鼻形態矯正の目的で、外鼻形態矯正装置(nasal stent :以下ステント)を付与したホッツ型人工口蓋床を装着して手術前治療を行っている。本研究ではその治療効果の評価を試みた。その結果ステント付与前と口唇形成術術前の時期に顔面計測を行い、治療効果の検討を行った。ステント治療により鼻柱の傾斜の減少、鼻柱の長さの増大、鼻孔の高さの増大が認められ、口唇形成術による外鼻の形態改善に有用と考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] 乳臼歯の根尖病巣が原因と考えられる慢性下顎骨骨髄炎の1例 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井村英人、南克浩、久保勝俊、古川博雄、前田初彦、夏目長門
  • 雑誌名: 日本口腔外科学会雑誌 巻: 58 ページ: 77-81
  • 査読あり
• [雑誌論文] Development of a simulation system in mandibular orthognathic surgery based on integrated three-dimensional data (2011)
  • 著者名/発表者名: Y Mori, H Shimizu, K Minami, TG Kwon, T Mano
  • 雑誌名: Oral Maxillofac Surg 巻: 15 ページ: 131-138
  • 査読あり
• [雑誌論文] Evaluation of pterygomaxillary anatomy using computed tomography : are there any structural variations in cleft patients (2011)
  • 著者名/発表者名: Lee SH, Mori Y, Minami K, Park HS, Kwon TG
  • 雑誌名: J Oral Maxillofac Surg 巻: 69 ページ: 2644-2649
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口唇形成術術後に認められた類皮嚢胞および類表皮嚢胞に関する検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 加藤大貴, 古川博雄, 南克浩, 新美照幸, 藤原久美子, 夏目長門
  • 雑誌名: 日本口蓋裂学会雑誌 巻: 36巻 ページ: 7-11
  • NAID: 10030794879
  • 査読あり
• [雑誌論文] Evaluation of pterygomaxillary anatomy using computed tomography : are there any structural variations in cleft patients? (2011)
  • 著者名/発表者名: Lee SH, Mori Y, Minami K, Park HS, Kwon TG
  • 雑誌名: J Oral Maxillofac Surg 巻: 69 ページ: 2644-2649
  • 査読あり
• [雑誌論文] 口唇形成術術後に認められた類皮嚢胞および類表皮嚢胞に関する検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 加藤大貴, 古川博雄, 南克浩, 新美照幸, 藤原久美子, 夏目長門
  • 雑誌名: 日本口蓋裂学会誌 巻: 36 ページ: 7-11
  • NAID: 10030794879
  • 査読あり
• [雑誌論文] Effect of 2, 3, 7, 8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin suggests abnormal palate development after palatal fusion. (2010)
  • 著者名/発表者名: Imura H, Yamada T, Mishima K, Fujiwara K, Kawaki H, Hirata A, Sogawa N, Ueno T, Sugahara T
  • 雑誌名: Congenit Anom 巻: 50 ページ: 77-84
  • NAID: 10029577625
  • 査読あり
• [雑誌論文] Diagnosis and treatment of an infant case with temporomandibular joint osteoarthritis caused by tumor (2010)
  • 著者名/発表者名: Nakano H, Mori Y, Mano T, Minami K, Matsumoto K, Ueyama Y, Yura Y
  • 雑誌名: Oral Maxillofac Surg 巻: 14 ページ: 119-121
  • 査読あり
• [雑誌論文] 構音障害に対する治療効果の音響学的考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 加藤理恵, 田中誠也, 高見観, 杉山裕美, 北村洋子, 南克浩, 古川博雄, 辰巳寛, 山本正彦
  • 雑誌名: 心身科学 巻: 2 ページ: 25-36
  • NAID: 120006976759
  • 査読あり
• [雑誌論文] 構音障害に対する治療効果の音響学的考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 加藤理恵
  • 雑誌名: 心身科学 巻: 2(1) ページ: 25-36
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mutations in BMP4 are associated with subepithelial, microform, and overt cleft lip (2009)
  • 著者名/発表者名: Suzuki S, Marazita ML, Cooper ME, Miwa N, Hing A, Jugessur A, Natsume N, Shimozato K, Ohbayashi N, Suzuki Y, Niimi T, Minami K, Yamamoto M, Altannamar TJ, Erkhembaatar T, Furukawa H, Daack-Hirsch S, L' heureux J, Brandon CA, Weinberg SM, Neiswanger K, Deleyiannis FW, de Salamanca JE, Vieira AR, Lidral AC, Martin JF, Murray JC
  • 雑誌名: Am J Hum Genet 巻: 84 ページ: 406-411
  • 査読あり
• [雑誌論文] 構音障害を呈した片側性口唇顎口蓋裂患児の口蓋形態非接触型三次元形状計測装置による評価 (2009)
  • 著者名/発表者名: 富永智子, 伊藤美知恵, 井上知佐子, 早川統子, 名倉知里, 岩田阿佑美, 高見観, 牧野日和, 古川博雄, 南克浩, 新美照幸, 豊田哲郎, 夏目長門, 岩田敏男, 後藤滋巳, 加藤正子
  • 雑誌名: 愛院大歯誌 巻: 47 ページ: 7-16
  • NAID: 10027967023
  • 査読あり
• [雑誌論文] Osteomyelitis of the mandible secondary to infantile osteopetrosis : a case (2009)
  • 著者名/発表者名: T Yamada, K Mishima, H Imura, T Ueno, T Matsumura, N Moritani
  • 雑誌名: Oral Surg Oral Med Oral Pathol Oral Radiol Endod 巻: 107 ページ: 25-29
  • 査読あり
• [雑誌論文] 下顎枝に発生した脈瘤性骨嚢胞の1例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 山田朋弘, 三島克章, 植野高章, 井村英人, 松村達志, 森谷徳文
  • 雑誌名: 日本口腔診断学会雑誌 巻: 22 ページ: 60-63
  • NAID: 10026398551
  • 査読あり
• [学会発表] 口唇口蓋裂患者の欠損補綴へのインプラントの応用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 南克浩・井村英人・村上弘・新美照幸・菅原利夫・夏目長門
  • 学会等名: 第56回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2011-10-21
• [学会発表] 左側口唇顎裂を伴ったTetrasomy 15qの一例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 井村英人・古川博雄・鈴木聡・新美照幸・南克浩・藤原久美子・加藤大貴・大野磨弥・夏目長門
  • 学会等名: 第56回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2011-10-21
• [学会発表] 骨延長術とインプラントにより機能改善を図った口唇口蓋裂患者の一例 (2011)
  • 著者名/発表者名: 森明弘・南克浩・井村英人・大野磨弥・鈴木聡・新美照幸・藤原久美子・加藤大貴・夏目長門
  • 学会等名: 第56回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2011-10-21
• [学会発表] 口唇口蓋裂症例に対するインプラント治療の応用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 南克浩
  • 学会等名: 第41回日本口腔インプラント学会学術集会イブニングセッション
  • 発表場所: 名古屋市
  • 年月日: 2011-09-17
• [学会発表] ベトナム社会主義共和国ニンビン省における口唇口蓋裂医療援助ならびに技術指導 (2011)
  • 著者名/発表者名: 南克浩・森悦秀・三島克章・丹羽均・花本博・菅原利夫
  • 学会等名: 第22回歯科保健医療国際協力協議会総会
  • 発表場所: 常滑市
  • 年月日: 2011-07-01
• [学会発表] ベトナム社会主義共和国での医療援助活動の実態調査-ベンチェ省プロジェクト- (2011)
  • 著者名/発表者名: 井村英人・新美照幸・大野磨弥・古川博雄・藤原久美子・鈴木聡・加藤大貴・夏目長門
  • 学会等名: 第22回歯科保健医療国際協力協議会総会
  • 発表場所: 大阪市
  • 年月日: 2011-07-01
• [学会発表] Clinical Application of Dental Implant for the Patients with Cleft Lip and/or Palate (2011)
  • 著者名/発表者名: K MINAMI, H IMURA, T NIIMI, K FUJIWARA, T KATOH, N NATSUME
  • 学会等名: 3^<RD> Workshop of International Cleft Lip and Palate Foundation
  • 発表場所: San Francisco
  • 年月日: 2011-06-10
• [学会発表] Clinical Application of Dental Implant for the Patients with Cleft Lip and/or Palate (2011)
  • 著者名/発表者名: K Minami
  • 学会等名: 3^<RD> Workshop of International Cleft Lip and Palate Foundation
  • 発表場所: サンフランシスコ
  • 年月日: 2011-06-10
• [学会発表] ベトナム社会主義共和国ベンチェ省における先天異常発生調査2009年調査実施分 (2011)
  • 著者名/発表者名: 新美照幸, 藤原久美子, 井村英人, 吉田和加, 南克浩, 古川博雄, 鈴木聡, 加藤大貴, 夏目長門
  • 学会等名: 第35回日本口蓋裂学会総会
  • 発表場所: 新潟市
  • 年月日: 2011-05-25
• [学会発表] 高齢者に発生したameloblastoma、unicystic typeの一例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南克浩、新美照幸、藤原久美子、井村英人、古川博雄、久保勝俊、前田初彦、夏目長門
  • 学会等名: 第64回日本口腔科学会総会
  • 発表場所: 札幌市
  • 年月日: 2010-06-24
• [学会発表] 治療後に永久歯萌出を認めた下顎骨Garre骨髄炎の1例 (2010)
  • 著者名/発表者名: 井村英人、南克浩、古川博雄、新美照幸、藤原久美子、加藤大貴、久保勝俊、前田初彦、夏目長門
  • 学会等名: 第64回日本口腔科学会総会
  • 発表場所: 札幌市
  • 年月日: 2010-06-24
• [学会発表] 上顎骨延長術の周術期に問題を生じた口唇口蓋裂患者の治療経験 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南克浩、井村英人、藤原久美子、古川博雄、夏目長門
  • 学会等名: 第20回日本顎変形症会総会
  • 発表場所: 札幌市
  • 年月日: 2010-06-17
• [学会発表] Clinical Results of Obwegeser II Method For Correction of Severe Mandibular Protrusion (2010)
  • 著者名/発表者名: K Minami, Y Mori, H Imura, K Fujiwara, T Niimi, N Natsume, T Sugahara
  • 学会等名: 20^<th> Congress of the European association for Cranio-Maxillo-Facial Surgery
  • 発表場所: Brugge
• [学会発表] Localization of Heparan Sulfate and Heparanase during Palatal Bone Formation in Palatogenesis in Mice (2010)
  • 著者名/発表者名: T. Sugahara, A. Hirata, K. Minami, H. Imura
  • 学会等名: 20^<th> Congress of the European association for Cranio-Maxillo-Facial Surgery
  • 発表場所: Brugge
• [学会発表] Localization of the Hoxc Homeobox Gene Family During Palate Formation in Mice (2010)
  • 著者名/発表者名: A Hirata, T Tsuji, T Yamada, T Ueno, K Mishima, K Minami, N Natsume, T Sugahara, H Nakamura
  • 学会等名: 20^<th> Congress of the European association for Cranio-Maxillo-Facial Surgery
  • 発表場所: Brugge
• [学会発表] 上顎骨延長術の周術期に問題を生じた口唇口蓋裂患者の治療経験 (2010)
  • 著者名/発表者名: 南克浩
  • 学会等名: 第20回日本顎変形症学会総会
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] 当科における口唇口蓋裂患者に対するインプラント治療 (2009)
  • 著者名/発表者名: 南克浩、村上弘、古川博雄、新美照幸、井村英人、藤原久美子、菅原利夫、夏目長門
  • 学会等名: 第54回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 札幌市
  • 年月日: 2009-10-20
• [学会発表] 当科における口唇口蓋裂患者に対するインプラント治療 (2009)
  • 著者名/発表者名: 南克浩
  • 学会等名: 第54回日本口腔外科学会総会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2009-10-09
• [学会発表] 歯槽と鼻腔にポリープ状の腫瘤を認めた正中裂の一例 (2009)
  • 著者名/発表者名: 南克浩、井村英人、新美照幸、古川博雄、菅原利夫、夏目長門
  • 学会等名: 第63回日本口腔科学会総会
  • 発表場所: 浜松市
  • 年月日: 2009-05-20
• [図書] 救急救命医療 (2011)
  • 著者名/発表者名: 南克浩
  • 出版者: 医歯薬出版
• [図書] 口腔外科専門医として修得すべき手術、臨床経験として必要な難易度別疾患と診療技術・手術手技 (2011)
  • 著者名/発表者名: 菅原利夫
  • 出版者: 医歯薬出版
• [図書] 今日の治療指針 (2011)
  • 著者名/発表者名: 井村英人
  • 出版者: 医学書院
• [図書] 口腔外科専門医マニュアル(日本口腔外科学会編)第5章救急救命医療 (2011)
  • 著者名/発表者名: 南克浩
  • 総ページ数: 4
  • 出版者: 医歯薬出版
• [図書] 今日の治療指針哺乳障害 (2011)
  • 著者名/発表者名: 井村英人
  • 総ページ数: 2
  • 出版者: 医学書院
• [図書] 口腔外科専門医マニュアル(日本口腔外科学会編)第2章口腔外科専門医として修得すべき手術、第6章臨床経験として必要な難易度別疾患と診療技術・手術手技 (2011)
  • 著者名/発表者名: 菅原利夫
  • 総ページ数: 41
  • 出版者: 医歯薬出版