研究課題
基盤研究(C)
顎変形症群と健常群における表情について比較検討した。顎変形症患者は無表情では若干,悪印象寄りの表情を示し,基本的表情においては,健常群より表状が弱いことが判った。そのため,人に表情を読み取られるとき健常群より不正確になる可能性が存在する。しかし,外科的矯正治療により顎変形症が改善されると,各表情と無表情で、健常群にほぼ近似し,「表情」においても,改善がなされている事が判った。治療を受けた患者は,顔の第一印象や,表情の豊かさにおいて改善を自覚していることが示された。