研究課題/領域番号 |
21592658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
濱嵜 明子 (濱嵜 朋子) 九州女子大学, 家政学部, 准教授 (60316156)
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研究分担者 |
萩原 明人 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50291521)
邵 仁浩 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (10285463)
粟野 秀慈 九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20301442)
吉田 明弘 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (20364151)
安細 敏弘 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)
竹原 直道 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (00038879)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歯科医事訴訟 / 説明義務 / コミュニケーション / 歯科医師 / 医事訴訟 |
研究概要 |
我が国の歯科領域では医事訴訟が増加傾向にあるが、実証的研究はほとんど見られず、その要因について十分な検討は行われていない。本研究の目的を、わが国の歯科領域の医事訴訟判例を対象として、歯科医師の法的責任に関連する要因、特にコミュニケーション要因を特定することを明らかにすることとした。1978年から、2010年までの88例の歯科医事訴訟の判例を分析することによって行った。歯科医師の法的責任に関連すると考えられる患者、歯科医師、裁判および歯科医師の説明態様の要因を変数として設定し、それを基に各判例をコード化し、全判決から成るデータベースを構築した。収集したデータベースについて歯科医師の法的責任に関連する因子について分析を行った。さらに時代的変遷についても分析した。その結果、わが国における歯科医事訴訟において、近年では、以前に比べて、歯科医師の説明義務が認定されている判例数が有意に多かった。また、歯科医療保険の種類や、歯科医師の不誠実な態度が、歯科医師の法的責任と関連していた。これらの知見は、医師-患者コミュニケーションを改善するうえで有益であると思われる。
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