研究課題/領域番号 |
21592804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西海 ひとみ 神戸大学, 保健学研究科, 講師 (30379458)
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研究分担者 |
齋藤 いずみ (齊藤 いずみ) 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (10195977)
渡邊 香織 (渡邉 香織) 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (30281273)
戸田 まどか 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (90388695)
奥村 ゆかり 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (30403299)
岡田 公江 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (00437443)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 育児期 / 尿中カテコールアミン3分画 / 心拍変動 / 精神健康度 / 産後うつ / コーチング / 精神的健康度 |
研究概要 |
目的 本研究の目的は、育児期における母親の1年間のストレス反応を生理的及び心理的に分析し、その特徴を明らかにすることである。 方法 正期産後の褥婦57名を対象に、産褥1週、1ヶ月、4ヶ月、9ヶ月、12ヶ月の5時点で縦断的調査を行った。調査内容は、生理的評価指標として心拍変動R-R間隔周波数解析(HF/LF)、尿中カテコールアミン3分画,コルチゾールを計測し、心理的評価指標として精神健康調査票(GHQ28)、エジンバラ産後うつ自己評価表(EPDS)を用いた。 結果及び考察 平均年齢は31.2歳、初産31名、経産26名であった。各指標において初経産による有意な差は無かった。産後1ヶ月、4ヶ月、9ヶ月、12ヶ月におけるLF/HF値は有意な差はなく、尿中カテコールアミン3分画値コルチゾール値も有意な差はないものの正常値よりも高い傾向を認めた。GHQ28得点は、産後1週(5.0±4.4)よりも1ヶ月(6.9±4.8)で有意に高くなり(p<0.01)、4ヶ月(4.9±4.7)、12ヶ月(4.6±3.8)では有意に低くなった(p<0.01).EPDS得点は産後1週(4.3±3.8),1ヶ月(4.5±4.4)では有意な差はなかったが、4ヶ月(2.8±3.3)、9ヶ月(3.3±4.3)、12ヶ月(2.4±2.6)では有意に低くなった(p<0.05)。なお、生理的及び心理的指標間の相関はなかった。これらのことから生理的指標である尿中カテコールアミン3分画コルチゾール値は、継続して高い水準にあると推察される。心理的指標では、産後1ヶ月が心理的に最もストレスフルであるが,4ヶ月で落ち着きを見せ、12ヶ月では安定することがわかった。以上により、継続的な身体面へのケアの必要性、産後1週の心理的指標によるスクリーニングの有効性、及び1ヶ月までの心理面へのケアを含めたコーチング・プログラムの方向性を示した。
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