研究課題/領域番号 |
21592861
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
|
研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
柳川 敏彦 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (80191146)
|
研究分担者 |
加藤 則子 国立保健医療科学院, 障害保健部, 部長 (30150171)
上野 昌江 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70264827)
|
連携研究者 |
山田 和子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (10300922)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2011年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2010年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2009年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 育児不安 / 自閉症スペクトラム障害 / 子ども虐待 / ペアレンティング / ランダム化比較試験 / 児童虐待 / ランダム化比較実験 |
研究概要 |
自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもは、特徴的な発達と行動の問題からしばしば、親にとっての育てにくい子となる。障害のある子どもを持つ養育者を対象に開発されたステッピングストーンズ・トリプルP(SSTP)を、自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもをもつ養育者に実施し、その効果の検証を行った。和歌山、大阪、京都、愛知、佐賀に在住し、ASDと診断された2~10歳の子どもの養育者をA群(介入-3か月フォローアップ: n=34、母親年齢37. 5±3. 8,子ども年齢4. 8±1. 9)、B群(2か月待機-介入: n=19母親年齢36±5. 1、子ども年齢4. 6±1. 4)に分けた。評価方法は、子どもの状態としてアイバーグ行動チェックリスト(ECBI)、子どもの長所・短所質問票(SDQ)、親の状態として子育てスタイル(PS)、親の精神状態(DASS)、子育ての自信(PSBC)の計5つの質問票を用いた。B群(n=19)待機では、すべての質問票で有意な変化は認めなかった。グループSSTPを施行したA+B群(n=53)では、DASS以外の質問紙で有意な効果が得られ、子どもでは、ECBIの問題行動の強さと頻度の改善、SDQにおける多動面の改善が目立ち、養育者では、PSの過剰反応の改善とPSBCの改善が目立った。3か月後のフォローアップ: A群(n=34)においても、ECBI、PS、PSBCの有意な持続効果が得られた。グループSSTPは、ASDの養育者の子育て支援として有用であった。
|