研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、虚弱高齢者、介護が必要な高齢者が行う他者をサポートしようとする行動が、(1)介護者ならびに自分自身の心理的well-beingの向上につながるか、(2)具体的にどのような行動がwell-beingの維持向上と関連するのか、を検討することである。要介護高齢者本人やその家族に対するインタビューに基づく質的研究および虚弱高齢者への量的な調査研究からは、被介護者本人が行うa.周囲の人への情緒的、手段的ポート行動の提供、b.セルフケアや家庭内での役割を果たすこと、などの介護者サポート行動が介護者および本人の心理的適応を促すことが明らかとなった。また、その関連要因として老年的超越などの個人特性が関連していることが示唆された。
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老年社会科学
巻: 33(1) ページ: 422-433
130007928216
巻: 32(1) ページ: 33-47
老年社会科学 32(1)
ページ: 33-47
130007928275
新老年学(第3版)3.2高齢者の感情と人格(大内尉義・秋山弘子(編集代表))(東京大学出版会)
ページ: 1663-1673