研究課題/領域番号 |
21601011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
博物館学
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研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
岩崎 誠司 独立行政法人国立科学博物館, 事業推進部学習企画・調整課, 専門員 (90259995)
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研究分担者 |
原田 光一郎 国立科学博物館, 事業推進部連携協力課, 主任 (10450628)
芦谷 美奈子 滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部博物館研究領域, 主任学芸員 (50359270)
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連携研究者 |
並河 洋 国立科学博物館, 動物研究部, 研究主幹 (40249909)
海老原 淳 国立科学博物館, 動物研究部, 研究員 (20435738)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 標本 / 保存 / 博学連携 / データベース / プログラム / 学校標本 / 博学 |
研究概要 |
(1)小学校と中学校では標本を保管しているものの、管理担当者を定めていないことが多い、管理予算がない、標本の管理簿も整理されておらず、記録がない、適切な保管方法も普及していないなど、保管状況が明らかになった。こうした状況を教員も課題ととらえており、本調査研究による簡易な標本管理法が必要とされている。 (2)本研究が関連し、学校のコレクションに対し専門家の目で再評価と学術的な分類を行った。その結果、全国レベルで希少な標本、地域にとっての重要なコレクションが再発見され、学術的な分類を行った結果、学校博物館として確立され、生徒の利用が格段に高まった。 (3)本調査研究では、対象として動植物の標本を想定していたが、理科室から人骨標本の発掘や、収容依頼があり、検討を行った。これらの標本の処理について学校関係者に普及していないことから、記録に残されないまま廃棄または死蔵されていることが明らかになった。また、学校に保管されている人体骨格標本(実物)が地域の歴史を記録するとともに、歴史や理科にとどまらず、道徳(倫理)、工学、国語等の教科の内容に発展し、総合的に考える力を育むことが可能な教材となりうることも示唆された。 (4)滋賀県立琵琶湖博物館の調査では、地域の自然を記録した先駆的な研究者の企画展を行うために調査を行ったところ、地域の学校からこの研究者の遺した植物標本が発掘された。成果は後に企画展で発表する。
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