研究課題
基盤研究(C)
本研究では、天然物や医農薬品合成に有用な分子状銅触媒の配位子に架橋部位を導入し、架橋剤存在下でポリメチルヒドロシロキサンとのヒドロシリル化により配位子内包ゲルを構築した後に、ゲル内部で触媒活性種を調整する手法を確立した。得られた銅触媒内包ゲルは不安定活性種の安定化効果を有することを見出すと共に、ラジカル環化ならびに不斉シクロプロパン化反応を、グラムスケールにも対応できる再利用可能な触媒反応プロセスとして達成した。
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