研究課題/領域番号 |
21610019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 東北薬科大学 |
研究代表者 |
只野 武 東北薬科大学, 薬学部, 名誉教授 (80104082)
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研究分担者 |
中川西 修 東北薬科大学, 薬学部, 講師 (50296018)
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連携研究者 |
荒井 裕一朗 東京有明医療大学 (50057361)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | うつ病 / 育児放棄 / 母性行動 / ドパミン / 統合失調症 |
研究概要 |
うつ病の動物モデルである嗅球摘出(OBX)動物の母性行動の解析と子への影響を検討した。OBXの母親の出産数は、コントロールと比較し変わらなかったが、生存数は経日的に減少した。その理由としてOBXマウスの報酬機能低下と母性行動障害によるものであることを明らかにした。OBXマウスの母性行動障害には、ドパミン神経系の機能低下が関与している可能性を行動薬理学的に証明したが、このドパミン機能低下は側坐核のドパミン受容体やチロシン水酸化酵素レベルの変化による可能性は少ないことを明らかにした。以上のことから、うつ病を発症した母親による育児放棄や実子殺害に対する薬物療法としてドパミン神経系を賦活ないしコントロールするような薬物の有効性が期待される。
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