研究課題/領域番号 |
21610023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 名古屋芸術大学 (2011) 同朋大学 (2010) 白梅学園大学 (2009) |
研究代表者 |
金田 利子 名古屋芸術大学, 人間発達学部, 教授 (60086006)
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研究分担者 |
草野 篤子 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (00180034)
主藤 久枝 白梅学園短期大学, 実習指導センター, 助教 (80585117)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2009年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子どもの発達 / 世代間交流 / 幼児 / 後期高齢者 / 労働的遊び / 子ども-道具-高齢者の三項関係 / 生活様式 / 地域 / 地域での聞き取り / 実験から実践へ / 自然な関わり / 保育カリキュラム化 / 高齢者 / 子ども / 相互互恵的発達 / 主導的活動 / 地域に根差した素材・用具 / 民生委員・社会福祉協議会・行政 / かつての生活用具) |
研究概要 |
研究開始当初の背景(1)に記したような状況に根ざし、本研究では、現在の子どもの2世代以上前に壮年期であった後期高齢者が「先生」になって、保育園や幼稚園で加工のプロセスを労働的遊びとして展開することによって、子どもは遊びながらものの作られるプロセスを学び、高齢者は自らの社会的役割の自覚をするのではないかという仮説を立て、実践的実験によって実証することができた。加えて、幼児は遊びのつもりが高齢者の目的に向かう行動に感化され、労働的になり、高齢者は子どもの作ることを楽しむ姿に影響され、つくるプロセスを楽しむようになるという交差的発達も観察された。その過程で子どもは始め道具に関心を寄せたが、それをうまく使いこなす高齢者を見て高齢者への関心が深まるという、高齢者の嘗ての道具と子どもの間に三項関係が成立するという関係も見いだされた。
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