研究課題
基盤研究(C)
コンピュータ断層法(CT法)は三次元構造を非侵襲的に可視化する方法である。測定対象を様々な方向から撮像し、これを再構成計算することにより、スライス毎の断層像が得られる。近年、このCT解析をX線顕微法と組み合わせることにより、微細な三次元構造の解析が実現されており、マイクロトモグラフィ法と呼ばれている。研究代表者らは、この方法を生体組織の構造研究へ適用し、重元素標識したヒト大脳皮質の三次元構造を明らかにした。得られた構造では、細胞あるいは細胞内小器官が可視化されており、神経細胞のネットワークや毛細血管の管腔構造などが三次元的なX線吸収係数の密度分布として解析された。この毛細血管の密度分布をテンプレート構造として利用することにより、血管の樹脂モデルを作成することができた。これらの結果は、X線マイクロトモグラフィ法が様々なヒト組織構造の解析に適用可能であることを示している。
すべて 2013 2012 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (21件) (うち査読あり 20件) 学会発表 (14件) 図書 (4件) 備考 (5件)
J. Synchrotron Radiation
巻: (in press)
Acta Crystallographica
巻: D69 ページ: 504-512
Proteins
巻: 81 ページ: 526-530
巻: D68 ページ: 232-238
巻: 20
Acta Crystallographica D
巻: 69 号: 4 ページ: 504-512
10.1107/s0907444912050007
巻: 81 号: 3 ページ: 526-530
10.1002/prot.24206
Micron
巻: 43(2-3) ページ: 104-115
Acta Crystallogr.D.Biol.Crystallogr.
巻: 68 号: 3 ページ: 232-238
10.1107/s0907444912000327
AIP Conf. Proc
巻: 1365 ページ: 403-406
AIP Conference Proceedings
10.1063/1.3625388
AIP Conf.Ser
Cerebral Cortex
巻: 20(7) ページ: 1739-1748
Nuclear Inst. and Methods in Physics Research A
巻: 621(1-3) ページ: 615-619
巻: 41(1) ページ: 90-95
Nuclear Inst.and Methods in Physics Research A
巻: 621 ページ: 615-619
Micron 41
ページ: 90-95
Cerebral Cortex (in press)
Journal of Physics: Conference Series
巻: 186 ページ: 12108-12108
Journal of Physics : Conf. Ser. 186
ページ: 12108-12108
Three-dimensional microstructural analysis of human brain tissue by using synchrotron radiation microtomographs. In Handbook on White Matter(Nova Science Publishers)(eds. Westland, T.B. & Calton, R.N.)
ページ: 247-277
http://www.el.u-tokai.ac.jp/ryuta/