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ソフトウェアの精密/分析設計

研究課題

研究課題/領域番号 21650006
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 ソフトウエア
研究機関和歌山大学

研究代表者

鰺坂 恒夫 (鯵坂 恒夫)  和歌山大学, システム工学部, 教授 (30175864)

研究分担者 満田 成紀  和歌山大学, システム工学部, 准教授 (10283954)
福安 直樹  和歌山大学, システム工学部, 助教 (60324993)
研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2009年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード要求分析 / 仕様記述 / 意味モデル / 情報システム / 組込みシステム / ソフトウェア設計
研究概要

精密分析/設計(PA/PD)方法論に基づき,ソフトウェアを構成する機能とデータのパラダイム(語彙分類)を整備した.サービス需給スキーマに基づく情報システムでは,サービス資源についての品目と実体という概念がアプリケーションを性格づける基礎となる.ある品目に含まれる対応可能な実体の数量(Q値)と特定の実体の対応可能性(B値)を考え,資源のライフサイクルにおいてどのような原因でQ値が変化しどのようにB値が用いられるかをみることによって,資源の種類認識の妥当性を説明した.
組込みシステムでは自律反射スキーマが問題記述の枠組みを与える.バリエーションの大きい主要概念は環境条件(センサ入力と入手操作)およびそれを受けた制御値の設定規則である.PA/PDでは,状態遷移モデルより詳細・精密な制御値決定の論理と計算のパターン化をはかる.制御値の決定規則は積極(B的制御)と消極(安全性確保)の競合下で適用されるので,その対象データを独占するユースケースとして独立に状態決定的に処理できるのではなく,生体における交感神経・副交感神経のアナロジーをスキーマとして規定する.パラダイム分析による対立項は次のとおりである:パルス(エッジ)データとレベルデータをトップレベルとして,同期(周期,タイマ)と非同期,二値と多値,前提条件と動作中発生条件,人手とセンサ,機器と媒体,稼動(運転)と整備(較正)など.
また,組込みシステムでは,デバイスの「世界観(準拠する物理量)とアプリケーションのそれが違うことを原因として問題定義構造とプログラム構造の差異が起こるので,それらの変換パターンを用意することができる.情報システムではデバイスを環境ソフトウェア(OSやDB,webサーバなど)に置き換えれば同じことがいえると予想され、今後の研究課題とした.

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (3件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] Proposal for Requirement Validation Criteria and Method Based on Actor Interaction2010

    • 著者名/発表者名
      Noboru HATTORI, Shuichiro YAMAMOTO, Tsuneo AJISAKA, Tsuyoshi KITANI
    • 雑誌名

      IEICE Transactions on Information and Systems

      巻: Vol.E93-D, No.4 ページ: 679-692

    • NAID

      10026814678

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] The Open Data Format and Query System of the Sensing Web2010

    • 著者名/発表者名
      N.Mitsuda, T.Ajisaka
    • 雑誌名

      Proc.of Information Processing and Management of Uncertainty in Knowledge-Based Systems

      巻: Vol.CCIS-81 ページ: 680-689

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 要求の割付先としてのITと運用の選択規準2010

    • 著者名/発表者名
      服部昇, 鯵坂恒夫, 山本修一郎
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術報告

      巻: Vol.110, No.61 ページ: 57-62

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [雑誌論文] センサ情報共有のためのアーキテクチャとデータ形式標準2009

    • 著者名/発表者名
      満田成紀、鯵坂恒夫
    • 雑誌名

      人工知能学会誌 24巻

      ページ: 202-207

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] アクタの相互作用に基づく要求抽出の完全性確認手法2009

    • 著者名/発表者名
      服部昇、山本修一郎、鯵坂恒夫、木谷強
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術報告 Vol.109

      ページ: 59-64

    • NAID

      110007358941

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [雑誌論文] ソフトウェアの精密分析/設計へのプロローグ2009

    • 著者名/発表者名
      鯵坂恒夫
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術報告 Vol.109

      ページ: 29-34

    • NAID

      110007387570

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 共同利用型電子データ交換サービスの運用最適化に向けた業務知識の体系化2010

    • 著者名/発表者名
      松山浩土, 鯵坂恒夫
    • 学会等名
      情報処理学会第170回ソフトウェア工学研究会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2010-11-12
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 事例分析に基づく組込みシステムに適したソフトウェアアーキテクチャの提案2010

    • 著者名/発表者名
      海老原健一, 満田成紀, 福安直樹, 鯵坂恒夫
    • 学会等名
      情拠理学会第168回ソフトウェア工学研究会
    • 発表場所
      化学会館(東京都)
    • 年月日
      2010-06-02
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] ソフトウェア適応ライフサイクルとその支援手法の提案2009

    • 著者名/発表者名
      池田浩志、松山浩士、鯵坂恒夫
    • 学会等名
      情報処理学会ソフトウェア工学研究会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2009-11-05
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.sys.wakayama-u.ac.jp/~ajisaka/

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://www.sys.wakayama-u.ac.jp/~ajisaka/

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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