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ストレス誘導による不眠モデルマウスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21650101
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関財団法人大阪バイオサイエンス研究所

研究代表者

正木 美佳  財団法人大阪バイオサイエンス研究所, 分子行動生物学部門, 研究員 (80455245)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2010年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2009年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードストレス / 睡眠 / 不眠 / モデル動物
研究概要

睡眠は社会的ストレスによって阻害されると言われているが、社会的ストレスによって誘導される睡眠異常のメカニズムについてはほとんど知られていない。さらに、そのメカニズムを解明するのに必要なモデル動物の作製も未だ実現していない。
本研究では、マウスに毎日一定時間、別の個体を接触させることを繰り返し、慢性的な社会的ストレスを加える実験系を確立した。さらに、この実験中は継続的にマウスの脳波を測定し、睡眠・覚醒に及ぼす影響についても確認した。
他個体を接触させることによる社会的ストレスは、マウスに睡眠量の減少を促した。実験初日には特に劇的な睡眠減少が見られたが、実験10日目にも睡眠減少は起こっていた。また、一定時間の接触ストレスを解除した後も2時間は有意な睡眠減少が見られた。さらに、この睡眠減少は睡眠・覚醒の移行回数や一定時間の睡眠・覚醒回数は減り、1回に起こる覚醒の持続時間が大幅に増えたことによるものであると確認された。ストレス応答の評価になるとされている血中コルチコステロン量に関してもこのストレス条件下で有意な増加が確認された。
本研究によるマウスにおける社会的ストレス下での不眠状態は、我々が日常におこりうるストレスに近い状態のものであり、このマウスを使用することでストレスにより誘発される不眠のメカニズムの解明や、不眠に対する新たな創薬の開発の手掛かりとなり得るものである。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Essential role of dopamine D2 receptor in the maintenance of wakefulness, but not in homeostatic regulation of sleep, in mice2009

    • 著者名/発表者名
      Masaki, Mika
    • 学会等名
      The 1^<st> ASRS Summit and Symposium of Asia Oceania Sleep research and Sleep medicine
    • 発表場所
      沖縄
    • 年月日
      2009-11-01
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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