• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

システムバイオロジーと生体材料との融合による幹細胞からの生体組織の自己組織化誘導

研究課題

研究課題/領域番号 21650117
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関京都大学

研究代表者

山本 雅哉  京都大学, 再下記医科学研究所, 助教 (10332735)

研究分担者 田畑 泰彦  京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2010年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2009年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード幹細胞 / システムバイオロジー / 自己組織化 / パターニング / 細胞培養基材
研究概要

本研究では、幹細胞の分化制御技術として、個体発生における自己組織化を人為的に誘導することができる、新しい生体材料を挑戦的に開発する。この目的のため、自己組織化誘導など、複数の生体因子や細胞群が互いに相互作用しながら形成するパターンを取り扱う、システムバイオロジーに着目した。これらの知見を利用して、生体材料を用いた自己組織化誘導に基づく幹細胞の分化制御や、機能をもつ生体組織の自己組織化誘導にチャレンジする。平成22年度では、平成21年度に開発したタンパク質の配向固定化法に加えて、ヘパリンを介した細胞増殖因子の固定化法について検討した。アルギン酸にカチオン性のスペルミン残基を導入することにより、アニオン性のヘパリンをポリイオンコンプレックス形成により固定化することができた。また、スペルミン残基の濃度グラジエントをもつ3次元多孔質スポンジを作製した。具体的には、アルギン酸スポンジに対して、濃度グラジエントを形成させる拡散チャンバー中でスペルミンを化学導入することにより、スペルミンの濃度グラジエントを形成させることに成功した。ヘパリンを介して細胞増殖因子を固定化したところ、細胞増殖因子の濃度グラジエントを導入することができた。得られた細胞増殖因子の濃度グラジエント化多孔質スポンジ中で幹細胞を培養したところ、細胞の増殖・分化がグラジエント的に変化することがわかった。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (9件)

  • [雑誌論文] Site-specific immobilization of JAGGED1 on glass substrates for ex vivo expansion of a bone marrow cell population containing hematopoietic stem cells.2010

    • 著者名/発表者名
      H.Toda, M.Yamamoto, H.Kohara, Y.Tabata
    • 雑誌名

      European Cells and Materials

      巻: 20 ページ: 276-276

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 細胞増殖因子の濃度勾配をもつアルギン酸スポンジ内での細胞培養2010

    • 著者名/発表者名
      糸岡朝樹, 大野由尊, 山本雅哉, 田畑泰彦
    • 学会等名
      第32回日本バイオマテリアル学会大会
    • 発表場所
      広島
    • 年月日
      2010-11-29
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] Fabrication of jagged1-immobilized substrates for the ex vivo expansion of a cell population containing hematopoietic stem cells.2010

    • 著者名/発表者名
      H.Toda, M.Yamamoto, H.Kohara, Y.Tabata
    • 学会等名
      TERMIS-AP
    • 発表場所
      シドニー
    • 年月日
      2010-09-15
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 造血幹細胞増幅を目指したJagged1配向固定化基材の作製2010

    • 著者名/発表者名
      戸田裕之, 山本雅哉, 小原洋志, 田畑泰彦
    • 学会等名
      第59回高分子討論会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2010-09-15
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] アルギン酸スポンジ内での細胞増殖因子の濃度勾配の形成2010

    • 著者名/発表者名
      糸岡朝樹, 大野由尊, 山本雅哉, 田畑泰彦
    • 学会等名
      日本バイオマテリアル学会第5回関西若手研究発表会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2010-08-06
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 造血幹細胞増幅のためのJagged1配向固定化基材の作製2010

    • 著者名/発表者名
      戸田裕之, 山本雅哉, 小原洋志, 田畑泰彦
    • 学会等名
      第27回日本炎症・再生医学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2010-08-05
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] アルギン酸スポンジ内での細胞増殖因子の濃度勾配の形成2010

    • 著者名/発表者名
      糸岡朝樹, 大野由尊, 山本雅哉, 田畑泰彦
    • 学会等名
      第56回高分子研究発表会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2010-07-16
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] Jagged 1固定化基材表面での造血幹細胞の培養2009

    • 著者名/発表者名
      戸田裕之, 山本雅哉, 田畑泰彦
    • 学会等名
      第31回日本バイオマテリアル学会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2009-11-16
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] Fcドメインをもつキメラタンパク質固定化のための基材作製2009

    • 著者名/発表者名
      戸田裕之, 山本雅哉, 田畑泰彦
    • 学会等名
      第55回高分子研究発表会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      2009-07-17
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 造血幹細胞培養を目指した Jagged 1固定化基材の作製2009

    • 著者名/発表者名
      戸田裕之, 山本雅哉, 田畑泰彦
    • 学会等名
      第9回 日本再生医療学会総会
    • 発表場所
      広島
    • 年月日
      2009-03-19
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi