研究分担者 |
久保 雅義 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (50460332)
椿 淳裕 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (50410262)
菅原 和広 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (10571664)
古沢アドリアネ 明美 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助手 (20410269)
松本 香好美 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (20586200)
|
研究概要 |
本研究の目的は粗大運動時における体循環と脳循環との関係を明らかにすることである.脳血液量の計測には近赤外線分光イメージング装置(NIRS)を利用し,送・受光プローブ間隔を3種類(1.5cm, 3.0cm, 4.5cm)設定し頭表から浅層,中間層,深層の循環動態を計測することを試みた.実験の結果,運動負荷量の増大に伴い下肢筋活動,心拍数,血圧,頭皮血流量は増加するものの,頭部酸素化ヘモグロビンはプローブ間距離に影響されず高負荷強度の途中から減少することと,下肢筋活動に同期した頭部血液量の変動は認められないことが示された.このことから, (1)高運動負荷時には体循環の変動と脳循環の変動は異なり, NIRSを利用してその違いを明らかにすることができることと, (2)下肢粗大運動時には大脳皮質の神経活動をNIRSで計測することは困難であると考えられた.
|