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食成分によってアルツハイマー症は進行するのか:アミロイドβ生成への関与

研究課題

研究課題/領域番号 21650197
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関愛知県立大学

研究代表者

岡田 悦政  愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (60224036)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2010年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2009年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアルツハイマー症 / アミロイドβ / 食成分 / 糖 / ペプチド / 脂肪酸 / ROS / TNF-α / ネプリライシン / 糖化
研究概要

[目的]アルツハイマー症原因の一つは、神経細胞へのアミロイドβ(Aβ)の蓄積とされる。Aβ蓄積要因は、過剰な糖、動物性食品、飽和脂肪酸等の過剰摂取によるもの等、幾つかの説がある。本研究の目的は、食成分により実際生体内においてAβ(Aβ様物質)は生成されるのかを検討することである。
具体的には、【1】生体内における終末糖化反応(AGR)と終末酸化反応(ALR)進行の結果、Aβが生成されるか否かを細胞内で検討する。【2】Aβ生成の進行に伴い、炎症関連物質が分泌され、細胞死を導くことから、炎症マーカーを測定する。【3】AGR、ALR、炎症反応によって生成された細胞内活性酸素種(ROS)は、細胞死へ誘導することから、ROS量を測定する。
[方法]【1】(1)食成分調製:サンプルは、グルコース、リボース、ペプチド、BSA,LAB,OAB,脂肪酸の組み合わせ結果から、AGR反応進行が顕著であったものを再作成。滅菌濾過し20日間37℃でincubationした。(2)マウス神経細胞培養:細胞調製後、プレートにまき、(1)mixtureを投与し37℃5%CO_2条件下で培養した。(3)Aβ測定は、Mathew Lらの方法に従い、ELISA法にて測定。【2】1-(2)を検体として炎症マーカーのTNF-αを測定した。培養細胞上清を用い、TNF-αELISA kitにより測定。【3】Mixture投与培養した細胞内ROS産生量は、H2DCF-DAを加えWang and Josephらの方法に従い測定。
[結果]Aβと共にincubationしたサンプルは、Aβ単独よりAβは減少していたが、ペプチドと脂質の組み合わせのうち幾つかは、Glycation値と同様にAβ産生が高い組み合わせが推察された。TNF-α産生はほとんど観察されなかったが、ROS産生は上記と同様に観察され、その機構を検討中である。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アミロイドβへの食成分による修飾2011

    • 著者名/発表者名
      岡田瑞恵、岡田悦政
    • 学会等名
      日本家政学会第63回大会
    • 発表場所
      和洋女子大学(千葉県)
    • 年月日
      2011-05-28
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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