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フリーソフトとしてのクリッカーシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21650217
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関北海道大学

研究代表者

山田 邦雅  北海道大学, 高等教育推進機構, 特任准教授 (30399802)

研究分担者 細川 敏幸  北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (00157025)
安藤 厚  北海道大学, 名誉教授 (20012510)
西森 敏之  北海道大学, 高等教育推進機構, 教授 (50004487)
研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2009年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードクリッカー / デジタルペン / 電子ペン
研究概要

今年度は実際にソフトウエアのプログラミングを行った。まず、基本的なクリッカーの機能:クイズ問題テキスト・画像・解答番号の読み込み、学生リストの読み込み、クイズ画面表示、投票率のグラフ表示、解答表示、ペン先が解答欄の数字部分をタッチした際の投票、解答データの書き出し、そして、手書きに関する基本的な機能:手書き欄に解答した場合の教員画面への手書き一覧表示、手書き拡大表示、手書き解答数表示、手書き軌跡の書き出し、手書き一覧画面-クイズ画面の切り替え機能を構成した。
さらに、本ソフトウエアで重要となる機能・特製の構成は次のように行った。複数の学生からのペンの軌跡をリアルタイムで観覧するためのソフトウエアであるため、表示方法の切り替え等のオプション的な機能に対応するために、逐一再描画することで表示の更新を行うのでは、非常に動作が重くなってしまう。よって、データ書き出しのための軌跡データを保存する一方で、再描画により軌跡の描画を更新するのではなく、画像に絵として書きこんでゆくシャドウビットマップ方式を採用した。
模範的な解答例を見せる前に、学生に添削式で指導すると学習効果が得られる。そのような典型的ミスを含む解答を教員側でピックアップできるようにするためには、従来のクリッカーとは異なり、教員側は事前に解答を一望できる管理者画面にする必要がある。しかし、パワーポイントへ本ソフトウエアを組み込む場合、学生の画面と教員の画面を別にするのが難しくなるため、通常のフォーム型のアプリケーションとして構成した。
手書きに伴って起こってくる学生管理の煩雑さを軽減するために、データの書き出しの際に、手書き文字を自動で文字認識する機能を付けた。これは特に学生番号・氏名の管理において有効である。
これらの構成により、手書きによる自由な意見を収集・添削可能な新型のクリッカーの試作品を作ることができた。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2011 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] クリッカーの有効性と効果拡大に向けた開発2011

    • 著者名/発表者名
      山田邦雅
    • 雑誌名

      物理教育

      巻: 59-1 ページ: 40-43

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] メリットの観点からみたクリッカーの有効性2010

    • 著者名/発表者名
      山田邦雅
    • 雑誌名

      物理教育研究 日本物理教育学会 北海道支部

      巻: 38 ページ: 17-10

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ~「選択」から「主張」へ~次世代型クリッカーへの取り組み2010

    • 著者名/発表者名
      山田邦雅
    • 学会等名
      第60回東北・北海道地区大学一般教育研究会
    • 発表場所
      札幌大学
    • 年月日
      2010-09-02
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] デジタルペンは次世代クリッカーとなり得るか?2010

    • 著者名/発表者名
      山田邦雅
    • 学会等名
      2010 PC Conference
    • 発表場所
      東北大学
    • 年月日
      2010-08-09
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] クリッカーによる学生の可視化~有効活用のための心得~2009

    • 著者名/発表者名
      山田邦雅
    • 学会等名
      日本物理教育学会北海道支部
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2009-12-19
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 北海道大学における貸し出し用クリッカーの導入と現状2009

    • 著者名/発表者名
      山田邦雅
    • 学会等名
      2009PCカンファレンス
    • 発表場所
      愛媛大学
    • 年月日
      2009-08-10
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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