研究概要 |
使用済み繊維ならびに生分解性樹脂との組み合わせによる環境対応型緑化材を目指し,竹繊維を含有した複合材料を作成した.最外層に竹繊維を配置するサンドイッチ構造を提案し三点曲げ試験を実施した結果,剛性・強度は向上し,そのばらつきも低減することを確認した.さらに,竹炭製造技術により発生する竹酢液に着目し,エタノールへの物質変容を進めるべく,種々の放射線量を変えた竹酢液を作成し,成分変化を評価した.竹酢液の主成分である酢酸を基質としメタンを産生する菌株を調査し,竹酢液を油脂化する系が存在することを確認した.
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