研究課題/領域番号 |
21651052
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ナノ材料・ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
川崎 三津夫 京都大学, 工学研究科, 准教授 (50111927)
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研究期間 (年度) |
2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2009年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 金属ナノ粒子 / 半導体ナノ粒子 / 有機保護膜フリー / 表面プラズモン / 増強発光 / EL素子 / 導体回路形成 / プリンタブルエレクトロニクス |
研究概要 |
金属・半導体ナノ粒子は、近年世界的に研究規模が拡大しているナノテクノロジーにおける基幹的な材料であり、その新しい合成法や応用についての研究も飛躍的に増加している。レーザー誘起非平衡反応場を活用することによりその合成が実現した、有機保護膜が不要という画期的な金属・半導体ナノ粒子を、より高次のナノ機能材料・デバイス創製のための挑戦的な新材料と捉え、以下に記した研究を実施した。 1)有機保護膜フリー銀ナノ粒子の活用 1-1)反応触媒活性:該銀ナノ粒子を、粒径が数nm以下のさらに微細な銀ナノ粒子に変換するための酸化的ダウンサイジングの手法を開発し、これにより得られた超微細銀ナノ粒子が期待された有意な触媒活性を有することを確かめた。 1-2)分子ケイ光増強機能:粒径がサブミクロン領域(100nm以上)に達する大型でかっ平面性の高い銀粒子の表面プラズモンは、近接する分子のケイ光を強く増強する機能を有する。このような高い機能性を有した銀超微粒子が、該銀ナノ粒子を利用して簡単な手法で容易に作成できることがわかった。 1-3)増強EL素子:上記の銀超微粒子を有機EL素子に組み込んだ新規な素子を設計し、期待したとおりの発光増強機能を確かめた。 2)有機保護膜フリー銅ナノ粒子・酸化第一銅ナノ粒子の活用 機保護膜フリーで、酸化レベルが制御された銅ナノ粒子が高濃度に分散したインクを作成し、その塗布膜に対する新規な還元処理法を開発した。これにより、300℃以下の温度で、バルク銅に匹敵する高い導電性を有した金属膜が得られることが明らかになった。プリンタブルエレクトロニクスの実現に資する重要な成果である
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