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多変量解析を用いた日本書紀の区分論・編纂論に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21652025
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 日本文学
研究機関鹿児島工業高等専門学校

研究代表者

松田 信彦  鹿児島工業高等専門学校, 一般教育科文系, 准教授 (40450150)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2010年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード日本書紀 / 多変量解析 / クラスター分析 / 区分論 / 編纂 / 筆録者
研究概要

平成22年度は、前年度の成果を踏まえ、日本書紀各巻の区分、また日本書紀の各天皇紀を区分することを試みた。その結果、現時点では筆録者によるものと認められる区分はまだ明確にはわかっていない。しかし、従来、日本書記30巻をα群とβ群の大きく2つのグループに分類し、それがほぼ定説のように扱われていた中で、例えば従来のα群(巻14~19、24~27)はさらに3つのグループ((1)巻15・17~18・26、(2)巻16・19・25、(3)巻14・20~21・24)に分割できる蓋然性が高いことがわかった。またこの3つのグループはそれぞれ更に2つに分割できる可能性があることも判明した。また、いわゆる従来β群と呼ばれたグループ(巻3~13、22~23、26~27)も、少なくても2つのグループ((4)巻5・6・8・11~13・22~23・28、(5)巻9~10)に分かれる蓋然性が高いことと、また少なくても(4)は更に2つに分割できる可能性があることがわかった。すなわち、今回得られた調査結果からは、従来は2つの種類にしか分けられないと思われていたものが、少なくとも5つのグループには分かれ、それが更に分かれていく可能性を示唆するものとなった。筆録者の実態に迫ることは現時点ではできていないが、今後は、他文献との比較調査をとおし、その点を明らかにしていきたい。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2016-04-21  

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