研究課題/領域番号 |
21652034
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
大野 圭介 富山大学, 人文学部, 准教授 (30293278)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,390千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 90千円)
2011年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2010年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2009年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | エキゾチシズム / 中国文学 / 先秦 / 古代 / 戦国期 / 楚辞 / 異文化 / 山海経 / 辞賦 / 淮南子 |
研究概要 |
中国先秦時代において、北方の黄河流域(中原)とは異なる独自の文化を持った南方の楚国に開花した『楚辞』文学や、これと類似する形式をもつ「楚歌」は、後世に中国の内なる異景としての南方へのエキゾチシズムをかき立てる詩歌形式となった。そうした中国のエキゾチシズムが生まれた淵源とその変容の過程を、『楚辞』を始め諸書に残る詩歌や、『山海経』とそれに続く空想的地理書を題材に精査した結果、『楚辞』自体がエキゾチシズムの産物なのではなく、秦漢統一王朝の出現や、漢代における辞賦文学や神仙思想の流行が、『楚辞』文学の「異景」への覚醒を促す要因となったことが明らかになった。
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