研究課題/領域番号 |
21652048
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
内海 由美子 山形大学, 基盤教育院, 准教授 (20292708)
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研究分担者 |
仁科 浩美 山形大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (10431644)
黒沢 晶子 山形大学, 基盤教育院, 教授 (50375333)
富谷 玲子 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (40386818)
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連携研究者 |
富谷 玲子 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (40386818)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,750千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 教授法 / カリキュラム / 外国にルーツを持つ母親 / ライティング・ストラテジー / 日本語習得支援 / 結婚移住女性 / 読み書き能力 / 社会参加 |
研究概要 |
本研究は、幼稚園・保育園(以下「園」)や小学校との間で行われる書き言葉コミュニケーションにおいて、外国人保護者が直面する問題について、連絡帳を分析することで明らかにすると同時に、日本語教育の立場から外国人保護者に対する学習支援について提案することを目的とする。 本研究では、外国出身の母親と日本人の母親に対して聞き取り調査を行うとともに、連絡帳を借用し、音声データと書き言葉データの収集を行った。聞き取り調査の結果からは、園生活に必要な通常の伝達(欠席、遅刻、体調、食事等)は日本人の母親同様、外国出身の母親も行っていることがわかった。しかし、問い合わせや相談、挨拶やお礼等の儀礼はほとんど行っていない。また、書くことに対して自信がないことから、子育てにも自信が持てない母親の姿も明らかになった。つまり、連絡帳による書き言葉コミュニケーションでは、園と外国出身の母親は、子育てに関して十分な協力関係を築くことができないということである。 子どもが小さいときほど、園とのやりとりは頻繁に必要である。外国出身の保護者が園と信頼関係を築き、自信を持って子育てができるよう、書き言葉に焦点を当てた学習支援のためのシラバスと教材の開発が急務である。
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