研究課題/領域番号 |
21652059
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西外国語大学短期大学部 |
研究代表者 |
村上 裕美 関西外国語大学短期大学部, その他の学部, 准教授 (80300284)
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研究分担者 |
東郷 多津 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (40237045)
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連携研究者 |
小栗 裕子 滋賀県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (80224195)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,260千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2010年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2009年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 授業評価・測定 / 授業観察診断シート / 授業改善の手引書 / 大学英語教員 / 授業改善 / 授業観察シート / 授業改善のための手引書 / 教育 / 評価・測定 / 授業改善の手引 |
研究概要 |
本研究は、大学英語教員の指導力向上と授業改善を可能にする授業観察シートおよび授業改善のための手引書の作成を目的とする。本研究では、学習者に実施したアンケートと研究メンバーの知見と経験から英語の授業や教員に関する不満や希望を抽出し、英語の授業観察シートの質問項目を作成している。この視点には、教員同士が批判的視点に立って授業観察するのではなく、授業者も参観者も共にwin-win関係で授業参観を通して学ぶ機会を提供する目的がある。また、授業改善のための手引書も、学習者の視点と希望に気付く機会となるようデザインしている。観察シートおよび手引書は、FD活動における授業参観に対する抵抗感の軽減を可能にするツールとして役立てられることを願って開発した。研究期間中、5種類の英語の技能別授業観シートおよび手引書を開発した。 しかし、授業参観が実現しない教員には改善や気づきの機会が乏しいため、本研究では、教員が日々の授業を振り返る習慣と学習者をよく観察し、よりよい授業実現のために工夫を試みる機会を提供する目的で各種ポートフォリオを開発した。教師用ポートフォリオの使用に抵抗を感じる教員には、学習者の学習効果を高めるポートフォリオを指導に取り入れることにより、指導の視点や授業展開への気付きの機会となるデザインを施している。本研究では、大学英語教員の授業改善を可能な限り可能にする機会提供の可能性を研究し、その具体化を図った。
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